最近はテレビや広告にもよく出てくるようになった、「マッチングアプリ」。
実は少し気になるけど「出会い系」というと悪いイメージがあって利用するには気が引けるという人は多いのではないでしょうか。
しかし、「マッチングアプリ」と「出会い系」は全く異なります。
そこで今回はそもそもマッチングアプリとは何なのか、いわゆる出会い系とは何が違うのかについて解説していきたいと思います。
目次
マッチングアプリと出会い系の3つの大きな違い
マッチングアプリと出会い系では、安全性に大きな違いがあり、その差は主に、次の3つの点の違いから生じています。
- 1 料金システム
- 2 身分証明
- 3 運営元
どのように異なるのかを以下で表にまとめたのでご覧ください。
出会い系サイト | マッチングアプリ | |
---|---|---|
料金システム | ポイント制 | 月額制 |
身分証明 | 必要なし | 必須 |
運営元 | 不明なものが多い | 知名度のある法人が多い |
では一つ一つについて詳しく見ていきましょう。
① マッチングアプリは料金システムが安全
まず、マッチングアプリは料金システムが安全です。
出会い系とマッチングの料金システムの違いを見ていきましょう。
出会い系サイト=ポイント制
出会い系サイトの例として「ハッピーメール」という出会い系サイトの料金システムをご覧ください。
ご覧のように出会い系サイトではアクションを行うごとに料金が発生します。
これは「ポイント制」と言われる制度で、サイト内で購入したポイントを使ってメールのやり取りを行います。
このポイント制のサイトでは、メッセージを送ったり、プロフィール画像を見るだけでポイントが必要となり、料金が発生します。
少額から利用することができますが、メッセージのやり取りは実際何往復もありますし、通常、複数人とやり取りするので、気が付けば多くのポイントを購入することになっている危険性があります。
それに対してマッチングアプリはどうでしょうか。
マッチングアプリ=月額制
例としてタップルの料金システムをご覧ください。
1ヶ月プラン | 3,700円/月 |
3ヶ月プラン | 3,200円/月(一括9,600円) |
6ヶ月プラン | 2,800円/月(一括16,800円) |
12ヶ月プラン | 2,234円/月(一括26,800円) |
ご覧のようにマッチングアプリは月額で料金が固定なので、その期間であれば、プロフィールは見放題ですし、メッセージも送り放題です。
これなら、気が付いたら料金が高額になっているという心配もありません。
さらに、マッチングアプリは、この料金体系によって「サクラ」と呼ばれる悪質な行為をなくすことに成功しています。
(サクラについてご存知ない方は、下のリンクからご覧ください。)
「サクラとは何か」
② マッチングアプリは身分証明が求められるので安全
出会い系サイトでは必要ありませんが、マッチングアプリを利用する上では、身分証を登録する必要があります。
これらのような身分証の写真を撮影して、運営の審査を通過しなければ、マッチングアプリを利用することはできません。
このシステムもマッチングアプリから危険なユーザーを排除するのに一役買っています。
しかし、運営による審査はあるものの、マッチングアプリに危険なユーザーが全くいないわけではありません。
その点は、現実の世界に危険な人物がいたり、犯罪に巻き込まれる可能性があることと同じです。
安心しきってはいけませんが、オフラインの状況と同じように警戒していれば過敏になりすぎる必要はないでしょう。
マッチングアプリに潜む危険人物についてもっと知りたい方はこちらの記事へ↓
マッチングアプリに潜む4種類の危険人物|あなたの「怖い」が消える
③ マッチングアプリは運営元がはっきりしているので安全
出会い系サイトは運営元がはっきりしていないものが多いのに対し、マッチングアプリの運営元は、有名な企業が多く、上場企業が運営するアプリもあります。
上場企業が運営しているからといって、100%安心できるというわけではありませんが、杜撰なビジネスをやっていると、会社の評判に影響がでるという負のインセンティブが存在することは確かであるといえます。
出会い系サイトが危険である2つの理由
マッチングアプリは出会い系とどう違うかイメージがついてきたでしょうか。
続いて、出会い系サイトが危険だといわれる理由を2つの側面から解説していきたいと思います。
理由① 「サクラ」の存在
出会い系における「サクラ」とは運営に雇われて、運営者が儲かるように利用者を誘導する人たちのことです。
月額制のマッチングアプリには存在しませんが、ポイント制の出会い系には存在する可能性があります。
(何故サクラがマッチングアプリに存在しないのか、詳しくはこちら↓)
マッチングアプリにサクラはいない?業者の手口・特徴3選!
出会い系はポイント制であるため、利用者を誘導していけばその都度料金を発生させ、儲けることができます。実際に2015年、以下のような事件が起きています。
出会い系サイトでアルバイトの男らが女性を装ってメールをするなどし、会員から利用料金をだまし取ったとして、千葉県警サイバー犯罪対策課は3日、詐欺の疑いで住所不定のサイト運営会社社長、三浦哲雄容疑者(42)=商標法違反容疑で逮捕、処分保留で釈放=ら3人を再逮捕し、メールを送っていた男ら5人を新たに逮捕した。同社は3つの出会い系サイトを運営。会員はほぼ男性のみで平成16年以降、延べ270万人から計66億円の莫大(ばくだい)な売り上げがあったとみられる。
逮捕容疑は、26年11月に共謀し、出会い系サイト「e-フレンズ」に会員登録した東京都内の男性会社員(19)ら2人と、架空の女性会員になりすましてメールでやり取りし、利用料金計9万円をだまし取ったとしている。引用元: 産経新聞
理由② 身分が明らかでない
出会い系サイトで知り合った相手とのトラブルは過去に何度もニュースになっています。
出会い系サイトでは身分証の登録が不要なので犯罪に使われてしまう危険性がマッチングアプリに比べて圧倒的に高いです。
ネットでの出会いは危険であるというイメージが定着した最大の要因であるのがこの出会い系サイトの特徴です。
どれが出会い系アプリでどれがマッチングアプリ?
出会い系アプリとマッチングアプリ、大きく二つに分類するとこのようになります。
「ワクワクメール」「YYC」「ハッピーメール」「PCMAX」などは出会い系アプリに分類されます。
一方で、「ペアーズ」「with」「タップル」などはマッチングアプリに分類されます。
当サイトでは「マッチングアプリ」をご紹介いたします。
マッチングアプリ、実際どういう人がやるの?
マッチングアプリの利用者の目的はデートなどの遊び相手探しから結婚相手探しもで様々です。
以下のグラフをご覧ください。
引用元:市場調査メディア ホノテ
一番目に恋人探し、二番目に結婚相手探しと真剣な目的で利用する方が圧倒的に多いということが見て取れます。
実はみんなやってる!?利用者急増加中!
2020年以降の市場の数値に関してはあくまで予測ですが、マッチングアプリ市場は爆発的に伸びてきており、ここからもさらに伸びていくことは確実でしょう。
市場の伸びは、利用者の増加を表します。
これだけ利用者が増えてきているということであれば、皆さんも始めようという気持ちになってきたのではないでしょうか?
マッチングサービス・アプリの利用経験者は約30%!
MMD研究所が実施した「2019年マッチングサービス・アプリの利用実態調査」。スマートフォンを所有する20歳から49歳の男女1,179人を対象に行われたこの調査で男女ともに実に約30%の人がマッチングアプリを利用した経験があることがわかっています。
つまり、全体で見ると、約3人に1人がマッチングアプリを利用した経験があるということになります。
20代から40代対象のアンケートでこの結果なので若い年齢層ではさらに高い割合の人がマッチングアプリを利用していそうですね。
ここ数年でマッチングアプリの利用者は急増しており、マッチングアプリでの出会いというのがより一般的になっています。
まとめ
この記事のまとめ
マッチングアプリはクリーンで安全な環境が整っている
3~4人に1人がマッチングアプリを利用している
それぞれの目的や年齢に合ったマッチングアプリがある